先日の膝のリハビリでショットウェーブを初体験しました。ショットウェーブ療法とは、高エネルギーの衝撃波を用いて、様々な症状を治療する治療法です。(効果には個人差があります)
歴史
ショットウェーブ療法は、1970年代にドイツで開発されました。当時は、尿路結石の治療に用いられていました。その後、1980年代には、整形外科領域での治療にも応用されるようになりました。
原理
ショットウェーブ療法は、高エネルギーの衝撃波を体内に照射することで、以下の効果をもたらします。
- 血流促進: 衝撃波によって、血管が拡張し、血流が促進されます。
- 痛み物質の抑制: 衝撃波によって、痛み物質の産生が抑制されます。
- 細胞の活性化: 衝撃波によって、細胞の活性化が促進されます。
適応疾患
ショットウェーブ療法は、以下の症状に適応されています。
- 整形外科領域: 肩こり、腰痛、膝痛、腱炎、靱帯炎、骨折など
- 内科領域: 虚血性心疾患、脳梗塞、糖尿病性神経障害など
- 美容医療: シワ、たるみ、セルライトなど
治療方法
ショットウェーブ療法は、外来で行われる治療です。治療時間は、約15~30分です。
- 患部にジェルを塗布します。
- ハンドピースを用いて、衝撃波を患部に照射します。
- 照射後は、患部を冷やします。
治療効果
ショットウェーブ療法は、多くの場合、数回の治療で効果が現れます。効果は、数ヶ月~数年持続します。
副作用
ショットウェーブ療法は、比較的安全性の高い治療法ですが、まれに以下の副作用が現れることがあります。
- 痛み: 照射部位に痛みを感じる場合があります。
- 赤み: 照射部位が赤くなることがあります。
- 腫れ: 照射部位が腫れることがあります。
ショットウェーブ療法を受けられる方へ
ショットウェーブ療法を受ける前に、以下の点にご注意ください。
- 妊娠中・授乳中の方: 治療を受ける前に、医師に相談してください。
- ペースメーカーを装着している方: 治療を受ける前に、医師に相談してください。
- 骨粗鬆症の方: 治療を受ける前に、医師に相談してください。